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中銀、6月末に利上げも


ニュース 金融 作成日:2008年5月29日_記事番号:T00007764

中銀、6月末に利上げも


 29日付経済日報によると、中央銀行はインフレ圧力の緩和策として、6月26日に開かれる定例理監事会議で0.25%の利上げを行う可能性がある。

 同行は台湾内外の物価動向、国際原油価格やガス価格の物価への影響度などに密接な注意を払っており、6月初旬の消費者物価指数(CPI)の最新統計公表後、引き上げ率を決定するとみられる。同行内部には公定歩合(現行3.5%)を上げ過ぎると企業の資金調達コストが高まるとして、半分の0.125%の引き上げにとどめておくべきという意見もある。

 一方、シティバンク証券やモルガンスタンレー証券、ゴールドマン・サックスなどの外資系証券会社は、中銀は公定歩合と台湾元のレートを大幅に引き上げることでインフレに対応するとみている。公定歩合は6月以降合計で0.375%の引き上げが実施され3.875%となり、台湾元も年末にかけて1米ドル=30台湾元(約103円)のラインを突破させるという予想だ。