ニュース 金融 作成日:2018年6月15日_記事番号:T00077644
金融監督管理委員会(金管会)は14日、銀行による建設融資の規制を大幅に緩和すると発表した。融資枠が最大で7,000億台湾元(約2億6,000万円)増えるとみられ、不動産市場の刺激材料となりそうだ。15日付経済日報が伝えた。
今回の規制緩和は、長期介護施設、社会住宅(賃貸専用の公営住宅)、学校、2012年以前の工場建設について、建設融資(住宅建設融資と企業向け建設融資の合計)が預金残高と金融債発行額の合計に占める割合の上限を30%とする銀行法規定の対象外とするものだ。これにより、銀行による融資枠は3,500億~7,000億元増える見通しだ。
銀行業界では同割合が業界全体で26%、一部銀行では29%に達している。今回の規制緩和では不動産ローンの取り扱いが多い政府系銀行が最も恩恵を受けそうだ。
銀行業界関係者は「銀行は不動産ローンをさらに拡充でき、いずれも担保ローンであるため、銀行の資産の質的向上にもつながる」と歓迎した。
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