ニュース 社会 作成日:2018年6月15日_記事番号:T00077647
行政院環境保護署(環保署)が先ごろ、公共機関や百貨店・ショッピングセンター、ファストフードチェーン店内における使い捨てプラスチックストローの提供を来年7月より禁止すると予告したことを受け、専用の太いプラスチック製ストローで飲むのが定番のタピオカミルクティー(パールミルクティー)について「どうやって飲めばよい?」と懸念する声が持ち上がっている。
今はタピオカミルクティーをプラスチック製ストローで飲むのが常識だが、やがては変わっていくことだろう(中央社)
環保署は今年2月、2030年までにプラスチック製のレジ袋、食器・容器、ストローの全面使用禁止を目指すと表明しており、今回の一部店内における使い捨てプラスチックストローの禁止はその第一歩となる。その後、20年に対象を全ての飲食業者に拡大。25年にはテイクアウトでの提供を有料化し、30年に全面禁止とする予定だ。
しかし、台湾で人気の高いドリンク、タピオカミルクティーは専用の太いストローで飲むのが一般的なため、環保署の禁止予告を受けて「ストローがなければとても不便」といった声が上がっており、蔡英文総統まで「タピオカミルクティーを飲むのに、ストローでなければ何を使うのか?」と疑問を投げ掛けたとされる。
これに対し環保署関係者から「スプーンを使えばよい」とのコメントが飛び出したが、市民からは「ステンレス製のストローを持参する」「ストローが提供されないならタピオカミルクティーは飲まない」といった声が出ており、ストローで飲むことへの強いこだわりがうかがえる。
こうした中、環保署は「来年7月から禁止されるのは『使い捨てのプラスチック製ストロー』であって、ストローが使えなくなるわけではない」との声明を発表。生分解性プラスチックや植物繊維など、代替材料を使ったストローの導入が考えられるとの見解を示した。
ただアイデア王国の台湾のこと、たとえストローが使えなくなっても新たな飲み方が生み出されていくに違いないと思うのだが。
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