ニュース 電子 作成日:2018年6月19日_記事番号:T00077654
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は、パネル業界の生存競争で将来は3社しか生き残れないとの見方があることについて、「3社には必ずAUOが含まれる」と自信を示した。16日付工商時報が伝えた。
これに先立ち、中国のパネル最大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)の王東升董事長は先日、第7.5世代以下の生産ラインは淘汰(とうた)され、最後に残る企業は世界で3社、多くても5社になると発言していた。
彭董事長は今回これに反論。「旧世代の生産ラインに競争力がないということはない。それぞれの世代に適した商品があり、旧世代の生産ラインはハイエンド、少量でかつ多彩な製品を作るのに適している」と指摘した。
彭董事長はまた、液晶パネル価格は年初来、サイズによっては25%も下落し、コスト割れが迫っていることについて、「極端な動きには反発が起きる。コスト割れの状態が長く続くはずはない」とし、いずれは需給が均衡するとの見方を示した。
今年下半期の業績見通しについては、ブランドによる在庫調整が終わりつつあるほか、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会による効果、下半期が需要期である点からみて、受注は上半期を上回るとの見方を示した。
このほか、同社の蔡国新総経理は、バックライトにミニLEDを採用したゲーム用モニターパネルが第4四半期に量産となり、その後、ゲーム用ノートパソコンのパネル生産を進めると表明した。携帯電話用およびバーチャルリアリティー(VR)用は準備中だという。
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