ニュース 社会 作成日:2018年6月19日_記事番号:T00077670
今年2月6日に発生した花蓮地震で倒壊し、14人の死者を出した雲門翠堤ビルについて、花蓮地方検察署は、ビル倒壊の原因は手抜き工事にあったと断定し、建設当時の実質的責任者、劉英麟容疑者ら3人を業務上過失致死罪で起訴した。16日付中国時報が伝えた。
倒壊した雲門翠堤ビル。大きな地震が起こるたびに、商業道徳の欠落でビル住民が大量に死亡する悪例が続いている(中央社)
調べによると、劉容疑者らは施工資格も専門技術もないまま、建築士や土木技師に設計と構造分析を依頼し、手抜き工事で同ビルを建設した疑い。同ビルでは柱内部の鉄筋強度が不足していたため、耐震能力が不十分で、地震発生からわずか8秒で倒壊した。
鑑定の結果、同ビルでは設計上の問題点で耐震能力が2割低下したほか、手抜き工事も重なり、耐震能力が6~7割低下していたことが判明した。
一方、ビル内部で最も死者が多かったホテル「漂亮生活旅店」や鍋料理店については、内部の改装が設計図通りに合法的に施工されており、改装はビル倒壊とは無関係だったとして、関係者3人が不起訴となった。
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