ニュース 電子 作成日:2018年6月20日_記事番号:T00077675
メモリー大手、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)は、QSPI(クアッド・シリアル・ペリフェラル・インターフェース)で業界最高の伝送速度83Mbps(メガビット毎秒)を実現した自動車用シリアルNANDフラッシュメモリーを発表した。デュアルチップ採用で166Mbpsへの速度倍加が可能。既に容量1ギガバイト(GB)/2GBの自動車用NANDフラッシュメモリーを自動車メーカー大手にサンプル出荷し、好評価を得ているという。20日付工商時報が報じた。
ウィンボンドによると、新製品の伝送速度は従来のシリアルNANDフラッシュメモリーの4倍で、データ容量もSPI NORフラッシュメモリーよりも大きく、ダッシュボード、センターインフォメーションディスプレイ(CID)などカーエレクトロニクス(車載用電子機器)分野向けで、SPI NORフラッシュメモリーに取って変わるとみている。容量1GB水準では、シリアルNANDフラッシュメモリーはSPI NORフラッシュメモリーよりもコスト優位性がある。
詹東義ウィンボンド総経理は、NOR型フラッシュメモリーは容量256メガバイト(MB)以上になると製造コストが大幅に高まるため、数年前よりNAND型フラッシュメモリーの大容量の利点とNOR型フラッシュメモリーの特性を掛け合わせたSLC(シングルレベルセル)NAND型フラッシュメモリーの研究開発(R&D)を進め、高容量NORフラッシュメモリー並みの性能を持つシリアルNAND型フラッシュメモリーを編み出したと説明。自動車用メモリー市場に順調に進出できていると語った。
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