ニュース 電子 作成日:2018年6月21日_記事番号:T00077708
鴻海精密工業傘下の通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)の呂芳銘董事長は20日、第5世代移動通信規格(5G)への移行に関連し、国家通訊伝播委員会(NCC)に対し、通信事業者が5Gの周波数帯を共用し、共同でネットワークを構築すべきと提言したことを明らかにした。21日付工商時報が伝えた。
株主総会で一般株主の質問に答える呂董事長。周波数帯不足の問題にもかかわらず、呂董事長の提案に対し業界の反応は芳しくない(20日=中央社)
亜太電信は台湾大哥大(台湾モバイル)と株式を持ち合い、4Gインフラを借用している。ただ、呂董事長は「5Gでの提携対象には制限を設けない」と述べた。
一方、NCCは20日、5G用の周波数割り当てに関連し、第1段階では合計で200MHz(メガヘルツ)の幅の周波数帯を割り当てる方針を明らかにした。
しかし、呂董事長によると5G導入にはキャリア1社当たり100MHzの周波数帯を確保する必要があり、第1段階では2社しか5Gに参入できない可能性が出てきた。今後通信業界から不満の声が上がりそうだ。
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