ニュース 電子 作成日:2018年6月22日_記事番号:T00077726
DRAMの台湾最大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)の元エンジニアが昨年、南亜科技の社内資料を持ち出したほか、元同僚から技術資料を不正に入手して中国企業に漏えいしたとして、新北地方検察署に21日起訴された。犯行による被害額は38億台湾元(約138億円)と推定されている。22日付中国時報が伝えた。
元エンジニアは南亜科技で11年間勤務し、主にDRAMの研究開発(R&D)を担当してきた。元エンジニアは中国の同業、合肥睿力集成電路に転職した上司から高給で転職の誘いを受け、昨年5月に南亜科技を退職する前にサーバーから資料を盗み出した疑い。南亜科技は元エンジニアのパソコンを調べた結果、システムのファイアウォールが破られていたことが判明したため、機密漏えいの疑いで検察に告訴していた。
元エンジニアは犯行を否認しているが、検察は元エンジニアの携帯電話から30ナノメートル製造プロセスのDRAM製品に関する資料を発見。さらに、携帯電話で会社のサーバーに接続した痕跡があることが分かった。
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