ニュース 電子 作成日:2018年6月22日_記事番号:T00077728
明基友達集団の電子機器受託生産メーカー、佳世達科技(Qisda)の陳其宏董事長は21日、ハイエンドモニターなど、事業リソースをハイエンド製品に投入しており、今年は増収に自信があると発言した。22日付工商時報が報じた。
今年第1四半期の売上高は356億台湾元(約1,290億円)で、前年同期比で40億元増えた。
事業別では、同社の昨年のモニター出荷台数は1,820万台で、ブランド製品を合わせると1,900万台。5月は単月生産台数が過去最高の200万台以上に上った。今年は受託生産とブランドを合わせて2,000万台を見込む。
医療事業では中国での病院経営が順調で、昨年売上高は60億元。今年は20%の増収が目標で、引き続き重要診療科を増設する。中国市場では超音波治療と口腔(こうくう)外科にチャンスがあるとみている他、透析関連と補聴器は販売網を構築中だ。
産業用コンピューター(IPC)とスマートソリューション事業では、子会社の友通資訊(DFI)の第1四半期売上高が前年同期比25.87%増、拍檔科技(パートナー・テック)が11.26%増で、第2四半期はともに前期を上回るとみている。今年のスマートソリューションの売り上げ貢献度は医療を上回る見通しだ。
ただ、今年は売り上げ成長は見込めるものの、原材料価格の上昇や、受動部品の供給不足、米中貿易摩擦などから、陳董事長は、利益成長には試練が多いとの見方を示した。
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