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永豊餘造紙、熱電供給設備を増設


ニュース その他製造 作成日:2008年5月29日_記事番号:T00007773

永豊餘造紙、熱電供給設備を増設

 
 製紙大手、永豊餘造紙は28日、高雄県大樹郷の久堂工場に、発電時の排熱を利用するコージェネレーション(熱電供給)設備を導入すると発表した。起工は下半期の予定で、完成予定の2年後には、電力コストが3~4割削減できるようになる見通しだ。29日付蘋果日報が報じた。

 同社によると、同設備は蒸気を1時間当たり200トン、電力は4万5,000キロワット時(kWh)生産できる。主に自社で使用する予定だ。同社の同設備導入は桃園県、台東県に続く3基目で、今回の投資額は22億台湾元(約75億円)だ。

 桃園県の新屋工場では、同設備の導入で、外部から電力を調達する場合と比べ、燃料の石炭は1年当たり16万3,000トン節約でき、二酸化炭素の排出量は40万7,000トンの減少となる。エネルギーの節約額は8億~10億元に上る計算だという。