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台塑石化もガソリン値上げ、中油と同価格に


ニュース 石油・化学 作成日:2008年5月29日_記事番号:T00007774

台塑石化もガソリン値上げ、中油と同価格に

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は28日、同日から実施された台湾中油の値上げに追随し、ガソリン1リットル当たり1.1台湾元(約3.8円)、ディーゼル油同1.3元、液化石油ガス(LPG)同3.9元の値上げを行うと発表した。実施は29日午前0時から。値上げ後の価格は、オクタン価98無鉛ガソリンを除き、すべて中油と同額となった。29日付工商時報が報じた。

 台塑石化によると、5月分のドバイ原油価格の平均は3月から23.26%上昇しており、購入コストは既に域内販売価格を超えているという。値上げ幅はガソリンスタンド(GS)の生存と競争力を考慮し、中油の価格に照らして決まった。今後同社は「キャンペーンや割引などを行う可能性もあり、系列GSが22%のシェアを回復できるよう協力したい」と表明した。

 中油の値上げ前、台塑石化の域内価格は中油よりも高かったため、系列GSは閑古鳥が鳴く状態となっていた。同社では約8割を輸出に充てて利益を稼いできたが、域内供給量は多くなく輸出に影響はないとしている。