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中国の技術不正入手批判、米紙がUMC事件引き合いに


ニュース 電子 作成日:2018年6月25日_記事番号:T00077749

中国の技術不正入手批判、米紙がUMC事件引き合いに

 米ニューヨーク・タイムズはこのほど、台湾のファウンドリー大手、聯華電子(UMC)が中国国有の半導体メーカー、福建省晋華集成電路に代わり、米マイクロン・テクノロジーの企業秘密を盗み出したとして告発されたことを引き合いに出し、技術を盗み出す中国の振る舞いを批判する記事を掲載した。24日付自由時報が伝えた。

 報道で指摘されたのは、UMCと2年前に提携した福建省晋華集成電路の例だ。検察の起訴状によれば、UMCはマイクロンの台湾部門からエンジニアをスカウトし、IC関連の企業秘密900件以上を不正に持ち出させたとされる。

 これについて同紙は「米国が中国との貿易戦争に及ばなければならない原因の一部は、中国が世界のハイテク界で有力な存在となることを目指して、巨額の資金で技術革新を行ったり、海外の技術を買収したりするほか、買収できない、または開発できない技術については盗むことで手に入れているためだ」と指摘した。