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家電
作成日:2008年5月29日_記事番号:T00007776
台湾企業、XBOX用ソフト開発能力に遅れ
米マイクロソフト(MS)は2005年に家庭用ゲーム機「XBOX 360」の発売に際し、台湾、韓国、日本のソフトウエア開発業者にゲームソフトの開発を呼び掛けたが、日韓の業者に比べ、台湾企業は大きく出遅れている。
29日付工商時報によると、MSの呼び掛けに対し、当時台湾企業30社が関心を示した。しかし、これまでに市場に投入されたゲームは、泉国際(インターサーブ・インターナショナル)の「ワードパズル」だけにとどまっており、台湾企業の研究開発(R&D)能力の不足が浮き彫りとなった。
業界で具体的な開発計画を持つのは、泉国際のほか、智冠科技(ソフトワールド・インターナショナル)、大宇資訊(ソフトスター・エンターテインメント)、和信超媒体(ギガメディア)系の戯谷(ファンタウン)など一部にすぎないのが現状だ。
しかも、戯谷は昨年夏に麻雀ゲームの発売を予定していたが、パソコンでもゲーム機でも楽しめるようにするための互換性確保に手間取り、開発は遅れたままだ。同社は発売時期が7~9月期になるとみている。
このほか、智冠科技はオンラインゲームの「飄渺」をXBOX向けに発売する予定だが、発売時期はめどが立っていない。大宇資訊も「大富豪」のXBOX版開発作業がMS側の規格変更で、半ばストップしたままだという。