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ジャイアント中国合金子会社、19年に上海A株上場申請へ


ニュース その他製造 作成日:2018年6月25日_記事番号:T00077760

ジャイアント中国合金子会社、19年に上海A株上場申請へ

 自転車最大手の巨大機械工業(ジャイアント・マニュファクチャリング)は、中国子会社で合金部品を生産する昆山捷安特軽合金科技を上海証券取引所でA株上場させる方針で、2019年第1四半期に上場申請を行う予定だ。台湾の自転車メーカーが海外で上場する初のケースとなる見通しだ。23日付工商時報が報じた。

 ジャイアントの杜綉珍董事長は、昆山捷安特軽合金科技はジャイアント以外に▽独アウディ▽欧州の複数のバイクブランド大手▽中国の高速鉄道列車「復興号」▽中国の中~高価格の自転車メーカー──に供給していると説明。A株上場を通じて資金を調達し、規模拡大、競争力向上を図ると表明した。

 昆山捷安特軽合金科技に対するジャイアントの持ち株比率は59%。昆山捷安特軽合金科技は毎年ジャイアントに5,000万~8,000万人民元(約8億4,000万~13億4,000万円)の利益(税引き前)を貢献している。

 杜董事長はこのほか、欧州の中~低価格の電動アシスト自転車市場を強化するため、東欧に工場を設置すると明らかにした。

 杜董事長は、ジャイアントは台湾、中国、オランダの工場で電動アシスト自転車を生産していると説明。オランダ工場では高価格の自転車と電動アシスト自転車を主に生産しており、年間販売台数は約40万台と明らかにした。