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洋上風力発電の事業者、残り1.6GW分が決定


ニュース 公益 作成日:2018年6月25日_記事番号:T00077765

洋上風力発電の事業者、残り1.6GW分が決定

 経済部は22日、台湾海峡で計画する洋上風力発電の導入枠5.5ギガワット(GW)をめぐる事業者選定で、4月末に決定した10カ所、約3.8GW分に続き、2カ所、約1.664GW分の競争入札の結果を発表した。カナダのノースランド・パワー(NPI)、シンガポールのユーシャン・エナジー(玉山能源)の共同企業体が彰化県沖で計画される「海龍2号」と「海龍3号」の計744メガワット(MW)分、デンマークのエルステッド(旧DONGエナジー)が「大彰化東南」と「大彰化西南」の計920MW分の事業者に決まった。2024~25年の竣工(しゅんこう)、電力供給開始を目指す。23日付経済日報が報じた。

 なお今回の選定では、各業者が提示した売電価格が主な判断材料となり、事前の予想では1キロワット時(kWh)当たりで「5台湾元(約18円)以下」が当落ラインになるとみられていたが、実際には▽海龍2号、2.2245元/kWh▽海龍3号、2.5025元/kWh▽大彰化東南、2.5480元/kWh▽大彰化西南、2.5481元/kWh──と大きく下回った。価格は台湾電力(台電、TPC)の売電価格2.6元よりも低く、国際水準に近づいた形だ。