ニュース 社会 作成日:2018年6月25日_記事番号:T00077771
仮想通貨ビットコインと等価の「リザーブマネー」に投資すれば高収益が得られると偽り、被害者1,000人以上からわずか9カ月で15億台湾元(約54億円)以上の出資を集めていた国際的詐欺グループ「インターナショナル・リザーブ・システム(IRS)」が摘発された。23日付蘋果日報が伝えた。
IRSはリザーブマネーの価値が毎日0.35%ずつ増えるなどとし、100~7,000米ドルの投資コースに出資を募っていた。
IRSはイスラエル人が設立したとされ、昨年8月に台湾支部が設置された。検察の調べによると、中華圏・ASEAN(東南アジア諸国連合)参議処首席代表、執行代表をそれぞれ名乗る容疑者2人は、昨年から頻繁に説明会を開き、「リザーブマネーを購入すれば、ビットコインの価格変動リスクを回避できる」などとうたいながら、一定の売却禁止期間さえ経過すれば、数倍もの利益が得られ、紹介者には高額の賞金を支払うなどと言葉巧みに説明していた。
検察は銀行法違反の疑いで、主犯の林志桀容疑者ら8人から事情聴取を行うとともに、時価4,000万元相当のビットコインを押収した。集めた資金はビットコインに交換後、ベトナムでの不動産投資に回されていたという。
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