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米3Mの台湾本社、南港ビルに移転か


ニュース 建設 作成日:2018年6月26日_記事番号:T00077782

米3Mの台湾本社、南港ビルに移転か

 生命保険大手、新光人寿保険は、台北MRT(都市交通システム)南港軟体園区(南港ソフトウエアパーク)駅近くに建設中の高層ビルの3~8階を、米国の化学・電気素材大手、スリーエム(3M)の台湾子会社に5~6年間貸し出す契約を締結したもようだ。3M台湾子会社は同ビルに台湾本社を移転するとみられる。消息筋の情報を基に26日付経済日報が報じた。

 同ビルは11月に完成予定。10~20階はホテル運営大手、老爺酒店集団(ホテル・ロイヤル・グループ)傘下のブランド「老爺行旅(ザ・プレイス)」に15年間貸し出す契約を交わしている。

 3M台湾子会社は現在、台北市大安区の「大陸敦南ビル」の8フロアを本社としているが、来年3月末にビル所有者の大陸建設との賃貸契約が満期を迎えるようだ。

 南港ソフトウエアパークを含む南港経貿園区には、▽フィリップス▽HP▽中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)──などが台湾本社を構えている。医療・ヘルスケア製品を擁する3Mも、台湾本社を同区に移転することで、南港地区をバイオテクノロジー産業集積地として開発する台北市政府の計画に貢献する見通しだ。