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メディアテック、アリババAI機器にSoC


ニュース 電子 作成日:2018年6月27日_記事番号:T00077801

メディアテック、アリババAI機器にSoC

 27日付経済日報によると、IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)が、中国の電子商取引(EC)大手、阿里巴巴集団控股(アリババ・グループ・ホールディング)傘下のビジネスチャットアプリの釘釘(ディントーク)に対し、人工知能(AI)を基礎とするスマートオフィスシステム製品に搭載するカスタマイズSoC(システム・オン・チップ)、「MT7581」と「MT7583」を供給する。搭載製品は7月にも発売される見通しだ。

 観測についてメディアテックは、アリババとは半年間にわたってAI分野で協力を進めており、その対象は日常生活と企業オフィスに及ぶと説明した。

 メディアテックとアリババは、ディントークが販売する顔認証や音声対話、出社管理といった機能を備えるハードウエアで協力を進め、その後、クラウドを通じたスマート型プリントを可能にするハードウエアなどに提携範囲を拡大するもようだ。

 ディントークは、パソコンやスマートフォンを通じてビジネス上のコミュニケーションや共同作業を可能にするアプリ「ディントーク」を中国企業700万社以上に無料で提供しており、ユーザー数は数億人とみられる。このため、メディアテックはサプライチェーン入りで、多大な業績貢献が見込まれる。