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中国の5G整備、台湾企業に参入呼び掛け


ニュース 電子 作成日:2018年6月27日_記事番号:T00077808

中国の5G整備、台湾企業に参入呼び掛け

 中国の技術分野の最高研究機関、中国工程院の鄔賀銓院士と企業関係者による代表団が26日訪台し、台湾物聯網産業技術協会(TWIOTA)などが主催した第5世代移動通信規格(5G)とモノのインターネット(IoT)に関するフォーラムに出席。鄔院士は「中国大陸は今後数年で5G移動通信への投資規模が3大通信キャリア(中国電信、中国移動通信、中国聯合網絡通信)だけで1兆人民元(約16兆7,000億円)を超える。5Gは両岸(中台)に新たな協力の契機を見いださせるものだ」と述べ、台湾企業に参入を呼び掛けた。27日付工商時報が伝えた。

 鄔院士は「台湾企業は当然、大陸の5G整備過程からビジネスチャンスに参入できる」と指摘した。フォーラムでは、黄崇仁(フランク・ホアン)TWIOTA理事長と鄔院士との間で、中台産業界が5GとIoT分野で協力を進める内容の覚書が取り交わされた。

 また、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の鄭志彬・戦略部副総裁は「台湾は世界の情報通信技術(ICT)分野でとても大きな影響力を持っている」とし、台湾企業と共同でスマート都市の生態チェーンを構築していくことを決めたと説明した。