ニュース 医薬 作成日:2018年6月27日_記事番号:T00077818
台湾大学医学院附設医院(台大医院)は26日、集中治療室の人工透析患者6人に対し、濃縮透析液を希釈する際、輸液チューブの接続を誤り、本来使用すべき逆浸透水ではなく、水道水が誤って使用された事故に関連し、過失を認め、患者と市民に対し謝罪した。27日付聯合報が伝えた。
台大医院は、人材教育の強化を含め再発防止に取り組むと表明した(26日=中央社)
事故があったのは5月25日から26日にかけてのことで、患者6人のうち2人が死亡したが、病院側はミスとは無関係だとの認識を示した。病院側は台北市政府衛生局による調査を受けており、仮に2人の死因と事故に関連が認められた場合には、病院は責任を負うとした。
事故は23日の新聞報道で明るみに出たが、病院側が会見を開いて説明を行ったのは初めてだ。ミスが生じた原因について、病院側は担当者が集中治療室の担当になり、シフトに入ったのは2日目だったことに加え、集中治療室内の設備が更新されたばかりだったためだとした。病院側は事故後に調査班を設置し、家族への説明や謝罪に当たったという。
病院側は患者死亡との関連を否定しているが、台湾医療改革基金会は「選手が審判を兼ねているようなものだ」とし、内部調査は公正性を欠くと指摘した。
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