ニュース 電子 作成日:2018年6月28日_記事番号:T00077827
台湾IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)がこのほど、中国最大の仮想通貨の採掘(マイニング)機器メーカー、北京比特大陸科技(ビットメイン)の台湾法人、芯道互聯に対し、企業秘密や知的財産権を侵害しないよう文書で申し入れたもようだ。28日付経済日報が伝えた。
メディアテックの広報担当は「退職した従業員には競業禁止条項に違反しないように呼び掛ける。規定違反が見つかった場合、法的手段で会社の権益を守る」とコメントした。
ビットメインは世界のマイニング機器市場でシェア8割を占める。ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の主要顧客に浮上したことでも知られる。
ビットメインは台湾に芯道互聯を設立後、水面下でメディアテック、晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)、創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)などから人材を引き抜いている。芯道互聯は新竹科学工業園区(竹科)近くに拠点を構え、IC設計会社の従業員に高待遇で転職を持ち掛けているもようだ。
メディアテックとビットメインは現時点で直接の競合関係ではないが、いずれも人工知能(AI)チップへの参入を目指しており、メディアテックの動きは将来の競争相手に対する警告と受け止められている。
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