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台北国際食品展が開幕、日本から116社が参加


ニュース 食品 作成日:2018年6月28日_記事番号:T00077837

台北国際食品展が開幕、日本から116社が参加

 台湾最大の食品展「台北国際食品展(フード台北2018)」が27日、台北世界貿易センター展示場1館(台北世貿一館)と南港展覧館で開幕した。「台北国際食品加工設備・製薬機械展」「台北国際包装工業展」「台湾国際飯店・餐飲設備用品展」「台湾国際清真産品展」との合同開催で、5展合わせて台湾および海外の1,628企業・団体が4,059のブースを出展、食材や技術に関する商談を展開する。出展規模は過去最大で、海外からが3分の1を占める。28日付工商時報などが報じた。

/date/2018/06/28/07food_2.jpg来場者に試食品を提供するジャパンパビリオンのブース。台湾では日本の「本場の味」への関心がますます高まっている(27日=中央社)

 日本台湾交流協会と日本貿易振興機構(JETRO)は、南港展覧館4階M区にジャパンパビリオンを設置。26都道府県から過去最多の116企業・団体が参加し、水産物、畜産物、菓子など地方の特色ある食品の他、台湾市場でニーズが高いギフト商品の展示コーナーを設置してバイヤーへの売り込みを図る。

 台湾は、日本の農林水産物・食品の国・地域別輸出先として4位で、昨年の輸出額は837億8,000万円に上り、さらなる輸出拡大、日本企業の台湾市場の新規参入に期待を寄せる。

 ジャパンパビリオンでは、昨年9月に14年ぶりに台湾への輸入が解禁された日本産牛肉が特に注目を受けている。ある出展企業は、台湾で初めて短角牛の売り込みに取り組むと表明した。脂肪分、脂身が少ないことが特徴で、黒毛和牛に比べて短い期間で出荷できるメリットがある。財団法人中央畜産会によると、台湾の今年1~2月の日本産牛肉輸入量は219トン、約15億円で、香港の11億円を抜いて世界一の輸出先となった。

 フード台北2018は30日まで開催される。