ニュース 電子 作成日:2018年6月29日_記事番号:T00077858
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、テレビ用パネルの5月世界出荷枚数は2,352万枚で、前月比9.1%増だった。首位の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)や2位の群創光電(イノラックス)が在庫解消のため、値下げしたことが主因だ。29日付経済日報などが報じた。
BOEの5月出荷枚数は477万4,000枚、前月比19%増加し、世界首位に再浮上した。在庫解消のための値下げで、32インチパネル出荷枚数が257万8,000枚と、前月比30.2%増加した。また、第8.5世代パネル工場の製品構成見直しで、55インチパネル出荷枚数は59万枚と、過去最高を記録した。
イノラックスの5月出荷枚数は381万7,000枚と前月比42.5%増加し、上位6社で最大の伸びだった。主力の39.5インチパネルは値下げで出荷枚数が137万枚と前月の2.36倍に増加し、在庫の約4割を解消できた。
3位以下は、▽LGディスプレイ(LGD)、364万3,000枚(前月比7%減)▽深圳市華星光電技術(CSOT)、324万1,000枚(3.1%減)▽サムスン電子、315万枚(2.8%増)▽友達光電(AUO)、200万5,000枚(1.1%減)──。
ウィッツビューの胡家榕研究経理は、中国での6月18日前後のインターネット通販「618」販促セールで、テレビ価格が315販促セール当時より2割安く、よく売れたと指摘。ただ、テレビ用パネル価格は原価を割り込んでおり、テレビブランドが今後パネル在庫を積み増すと予想され、6月のテレビ用パネル出荷枚数は5月水準を維持すると予測した。
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