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鴻海、米ウィスコンシン工場で起工式


ニュース 電子 作成日:2018年6月29日_記事番号:T00077859

鴻海、米ウィスコンシン工場で起工式

 鴻海精密工業が米ウィスコンシン州に100億米ドルの巨費を投じて建設する新工場の起工式が28日(現地時間)、トランプ米大統領と郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が出席して行われた。蘋果日報(電子版)が伝えた。

/date/2018/06/29/01honghai_2.jpgトランプ大統領(左)と握手する郭董事長(右)。トランプ大統領も郭董事長を、世界で最も偉大なビジネスリーダーの1人と改めて称賛した(29日=中央社)

 郭董事長は「100億米ドルの投資で、ウィスコンシン州に1万3,000人分の雇用機会を創出する。それも普通の仕事ではなく、ハイテク、高待遇で高い潜在性と高い価値を備えた仕事だ」と強調。出席したトランプ大統領については、「米国民の生活をいかに改善するかを真剣に考えている。最も優れた指導者の一人だ」と持ち上げた。

 ウィスコンシン新工場をめぐっては、鴻海傘下のシャープが北米のテレビ市場に再参入を図る拠点として利用するのではないかとの見方もある。シャープは15年に北米でのテレビ事業からの撤退を決め、16年から5年間の契約で「シャープ」や「アクオス」といった商標の使用権を中国家電大手の海信集団(ハイセンスグループ)に供与。その後、シャープが鴻海傘下に入ると、一転して商標権の買い戻しに動いている。

 28日付日本経済新聞は、シャープが高精細の「8K」など高付加価値品に限りブランドを使えるようハイセンス側と調整中だと報じた。