ニュース 電子 作成日:2018年7月2日_記事番号:T00077881
フレキシブルプリント基板(FPC)など電子部品メーカー、毅嘉科技(ICHIAテクノロジーズ)は29日、中国江蘇省の蘇州工場が、水道管の老朽化により、基準を超える汚染物質を含んだ排水が漏れ出しているとして、環境当局から操業停止を命じられたと発表した。同社は、早ければ7月9~16日にも稼働を再開できると見込んでいる。30日付工商時報が報じた。
孫総経理(左)は、桃園工場で代わりに生産しており、顧客からの発注取り消しはないと説明した(29日=中央社)
毅嘉科技の孫永祥総経理によると、今回操業を停止したのは、銅めっき工程やエッチング工程を行う蘇州工場の1期C棟。5月23日以降、蘇州市環境保護局(環保局)からの稼働停止命令、同社の稼働再開の申請を繰り返しており、28日にまた、稼働停止と改善措置を求められたと説明した。
孫総経理は、蘇州工場の売上高は月平均5億台湾元(約18億円)で、同社売上高全体の80%を占め、稼働停止により、6月の売上高は予想を10%下回ると予測した。証券会社は、7月は25~40%下回ると予測している。
蘇州工場は昨年下半期と今年年初にも、排水問題で処分を受けていた。
中国政府は、環境保護意識の高まりを受け、規制を強化しており、プリント基板(PCB)など汚染の危険性の高い製品を生産する工場に対する検査を厳格化している。
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