ニュース 電子 作成日:2018年7月2日_記事番号:T00077883
鴻海科技集団(フォックスコン)は先週、米ウィスコンシン州で郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が自ら出席して新生産拠点の着工式を行ったが、北米最大の華字紙、世界日報の電子版が29日、地元紙の情報として伝えたところによると、鴻海は同地に第10.5世代液晶パネル工場を建設する当初計画を断念、第6世代工場に縮小して推進することを決めた。
現地の「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」によると、これはマザーガラスを供給する米コーニングが超大型ガラスの輸送で生じる問題を解決できない上、建設費用が13億台湾元(約47億円)に上るとみられる第10.5世代パネル工場に対応するガラス工場を短期間に建設することも困難なためだ。
ウィスコンシン液晶パネル工場の規模縮小は、5月に日経アジアンレビューが最初に報じていたが、郭董事長の胡国輝(ルイス・ウー)特別助理もこのほど現地メディアの取材に観測が事実であることを認めた。
ウィスコンシン州当局は、パネル工場計画の規模が縮小されても、鴻海との契約に影響は出ないとの立場だ。
第6世代工場で使用するマザーガラスのサイズは5フィート×6フィート(1フィート=約30.5センチメートル)である一方、第10.5世代では11フィート×9.5フィートとほぼ3倍の大きさとなる。
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