ニュース 電子 作成日:2018年7月3日_記事番号:T00077906
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)が2日発表した5月純利益は35億台湾元(約127億円)で、前年同月の11.7倍に拡大し、過去最高を更新した。純利益率は55%で前月比2ポイント上昇した。3日付工商時報などが報じた。
1~5月の純利益は103億7,200万元で、同期の過去最高を記録した。
受動部品業界では、積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需給逼迫(ひっぱく)で、台湾、日本、韓国メーカーによる値上げが相次いでいる。
業界関係者によると、昨年ヤゲオがまず値上げし、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)が追随し、需給逼迫が最も深刻な規格の製品で台湾メーカーの価格が日本メーカーの価格に追い付いた。すると、台湾メーカーの受注が日本メーカーに流れ、日本メーカーは長期契約の割合が高く値上げをしにくいものの、受注量を制限するため今年から値上げに踏み切った。市場では、日本メーカーは今後も値上げする見通しで、受注が台湾メーカーに戻り、台湾メーカーはまた値上げすると予想されている。
台湾のEMS(電子機器受託生産サービス)は最近、日本のMLCCメーカーから30~50%値上げするとの通知を受け取ったもようだ。
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