ニュース 電子 作成日:2018年7月3日_記事番号:T00077912
通信キャリア大手の中華電信は2日、台北市内の一部エリアで今年から来年にかけて第5世代移動通信システム(5G)応用の実験を進めることで、同市政府と提携覚書(MOU)を交わした。今後、市内の街路灯にスモールセル(小型基地局)や各種センサーを設置し、街路灯のスマート型制御、交通状況の監視、治安維持などへの活用について実験を進める計画だ。3日付経済日報が報じた。
台北市は街路灯を利用した5G実験計画を、国際的なスマートシティー化への一歩と位置付けている(2日=中央社)
中華電信の謝継茂総経理は同計画について、街路灯と5Gネットワーク設備、モノのインターネット(IoT)技術を結合し、自社のIoTプラットフォームやインテリジェント・オペレーションセンター(IOC)を運用して人工知能(AI)、ビッグデータ分析、クラウドコンピューティング、データセキュリティー、拡張現実(AR)といった技術の導入を目指すものと説明。関連企業と共同で、各種5Gサービスの発展とスマートシティー分野への応用を図ると語った。
台北市は来年、松山区、信義区、台北世界貿易センター南港展覧館(南港区)周辺の一部道路に街路灯を利用したネットワークを構築する計画だ。さらに2020年には13億4,000万台湾元(約49億円)の予算を計上し、市内の街路灯1万6,000本のうち1万1,000本のスマート化を進める方針だ。
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