自転車最大手の巨大機械工業（ジャイアント・マニュファクチャリング）は２日、欧州市場で電動アシスト自転車の販売が好調なことから、オランダのレリスタットに欧州物流センターを設置すると発表した。投資額は1,350万ユーロ（約17億4,000万円）。３日付工商時報が伝えた。
欧州物流センターは物流、倉庫業務、アフターサービスなどを担う。市場に近い場所からの供給体制を整えることが狙いだ。
ジャイアントの杜綉珍董事長は「欧州で電動アシスト自転車の売れ行きが好調で、オランダ工場は３交代制のシフトで生産を行っているが、供給が追い付かない。物流センターは立地が優れており、オランダ工場の生産能力を引き続き強化していく」と説明した。
ジャイアントは1986年にオランダに進出。現在は欧州で年間40万台以上の自転車を販売している。
