ニュース 社会 作成日:2018年7月3日_記事番号:T00077927
サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会は、決勝トーナメントに入り、盛り上がりを見せているが、台湾では試合結果を対象とした地下賭博も関心を呼んでいるようだ。
男から押収したコンピューターやモニターなど。扱った掛け金は1日平均で450万元に上った(2日=中央社)
W杯開幕後のある日、台北市警は麻薬事件に関わった疑いがある34歳の男を逮捕した。その際、男が170万台湾元(約620万円)もの大金を所持していたことを不審に感じたため自宅を捜索。麻薬は見つからなかったものの、男がインターネットを通じて地下賭博サイトを運営していたことが発覚した。
警察の調べによると、男は台北市内の自宅を拠点として、今年1月以降、パソコンを使って米大リーグ(MLB)や米プロバスケットボールリーグ(NBA)などプロスポーツの試合結果を対象とする賭博サイトを運営しており、さらに6月からは同月開幕したサッカーW杯も賭けの対象に加えていた。
男の賭博サイトでは、賭け金は最低100元、最高10万元と規定されていたが、ネットを通じて雇った「代理人」11人に、1万元賭けさせるごとに報奨金150元を支給する条件で客を集めさせると、W杯の盛り上がりも手伝って賭博の運営規模はみるみる拡大。賭け金はW杯開幕後のわずか10日間で4,000万元に膨れ上がり、男は1日に約200万元もの利益を上げていたという。
その他のスポーツ賭博を含めると、男が半年間で集めた賭け金は少なくとも1億4,000万元を超えていた。彼が高級外車のベントレーとポルシェを保有していたことからもその羽振りの良さがうかがえる。
警察では男に元手を提供した者がいるとみてさらに捜査を進める一方、市民に対し「スポーツ賭博は楽しいが、合法的なチャネルを通じて楽しまなければ、結局大損をすることになる」と注意を促した。
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