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今年の経済成長率、4.78%に上方修正


ニュース その他分野 作成日:2008年5月30日_記事番号:T00007793

今年の経済成長率、4.78%に上方修正

 
 行政院主計処は29日、第1四半期の経済成長率は好調な輸出を背景に6.06%に達したと発表した。また主計処は、内需拡大に1,144億台湾元(約3,970億円)を投じる政府計画が好影響を及ぼすとして、今年通年の経済成長率予測を従来の4.32%から4.78%へと上方修正した。30日付工商時報が報じた。
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 第1四半期の経済成長率は、事前の予想を約1%も上回った。これについて主計処第3局の蔡鴻坤局長は、米国サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)で好成績が望めないと予測していた輸出が非常に好調で17.6%の成長を記録したこと、および民間投資も予想より好調だったことを理由に挙げた。

 通年の経済成長率予測の上方修正について石素梅主計長は、国際的経済環境が悪化する中、政府の内需拡大政策は就業機会を生み出し、予定されている中国人による台湾観光の開放も下半期に257億元の消費をもたらすと、プラス効果によって景気が押し上げられるという見方を説明した。