ニュース 電子 作成日:2018年7月4日_記事番号:T00077933
タッチコントローラICとドライバICを統合した「TDDI」の供給不足がインセル方式のタッチパネル出荷に影響しており、下半期発売のミドルエンドスマートフォンの多くがアウトセル方式への設計変更を迫られている。アウトセル方式のタッチパネルを生産する業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)や宸鴻科技集団(TPKホールディング)の業績に貢献しそうだ。4日付工商時報が報じた。
TDDIは昨年第4四半期から供給不足が続いており、年末まで解消しない見込みだ。市場調査会社は、インセル方式タッチパネルのシェアは25%だが、TDDI供給不足のため低下すると予測した。
GISとTPKは、米アップルが9月に発表するとみられるスマホ新製品「iPhone」の6.1インチ液晶ディスプレイ(LCD)搭載機種でアウトセル方式のタッチパネル貼り合わせを受注すると伝えられていた。7~8月から出荷を開始する見通しだ。
TPKは今年設備投資に前年比62%増の75億台湾元(約270億円)を投じ、8割がiPhone新製品向けとみられている。GISは新設備導入に30億元以上を投じる。
証券会社は、GISとTPKの第3四半期売上高は、アップル向け受注などが貢献し、前期比30%増加すると予測した。
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