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台塑石化のナフサプラント、全3基がフル稼働へ


ニュース 石油・化学 作成日:2018年7月4日_記事番号:T00077935

台塑石化のナフサプラント、全3基がフル稼働へ

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、現在、生産を停止して年次保守作業を進めている年産能力70万トンのナフサ分解プラントが、予定通り7月中旬に再稼働する見通しだ。これにより同社ではナフサ分解プラント3基全て、合計年産能力300万トンがフル稼働となり、グループ会社の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)を含む川下メーカーへの原料供給が正常化する。4日付経済日報が報じた。

 台塑石化は6月6日にナフサ分解プラント1基の稼働を停止。43日間の予定で年次保守作業を進めている。川下への供給を考慮して事前に在庫の積み増しを行っている他、台塑石化の稼働停止に合わせて台塑など川下メーカーも部分的に保守作業を進めている。

 なおアジアでは今後、7月だけでも中東、シンガポール、マレーシアで年産能力計188万トンに相当するプラント3基が相次いで年次保守に入る見通しで、エチレン価格の上昇を引き起こすと予想され、台塑石化に有利と見込まれる。