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第3LNG受け入れ基地、CPCの開発計画却下


ニュース 石油・化学 作成日:2018年7月4日_記事番号:T00077936

第3LNG受け入れ基地、CPCの開発計画却下

 行政院環境保護署(環保署)は3日、桃園市の観塘工業港の環境現況差異分析の第2次専案小組(個別小委員会)を開き、台湾中油(CPC)が提出した開発計画を却下した。CPCは再申請を行う意向だ。4日付中国時報が伝えた。

/date/2018/07/04/06guantang_2.jpg環境保護団体は環保署前で、CPCにLNG基地計画の撤回を求める活動を行った(3日=中央社)

 観塘工業港の整備計画は台湾電力(台電、TPC)の大潭火力発電所(桃園市観音区)向けに液化天然ガス(LNG)を供給するCPC第3LNG受け入れ基地の建設を柱とする計画だ。

 CPCは修正した開発計画で、開発範囲を大幅に縮小したが、専案小組は「海岸の生態に関する調査報告が詳細さを欠く」として却下を決めた。

 これにより、第3LNG受け入れ基地の整備計画に影響が出るのは必至だ。CPCとTPCは、予定通りに完成しなければ、エネルギーの安定供給に重大な影響を及ぼすと懸念を表明した。

 CPCには1カ月の再申請期間が認められており、期間中に委員を説得できれば、決定が覆る可能性は残されている。