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通り魔女児殺人事件、二審も無期懲役


ニュース 社会 作成日:2018年7月4日_記事番号:T00077952

通り魔女児殺人事件、二審も無期懲役

 2016年3月に台北市内湖区の路上で4歳の女児を刃物で切り付け、首を切断して殺害し、殺人の罪に問われた無職の男、王景玉被告(35)に対し、二審の台湾高等法院は3日、一審と同様に無期懲役の判決を言い渡した。4日付自由時報が伝えた。

/date/2018/07/04/18murder_2.jpg台湾高等法院によると、王被告は自らが中国の伝説上の皇帝・堯帝で、殺人を犯せば妃と子孫を残せるとの妄想を抱いていたという(3日=中央社)

 殺害された女児の父親は審理で重ねて死刑判決を求めたが、台湾高等法院は「被告は死刑に値する重大な罪を犯したが、犯行時に精神障害があり、認識能力が明らかに低下していた」として、減刑の上、無期懲役を言い渡した。ただ、再犯の可能性に配慮し、出所後の5年間の監護処分を追加した。

 女児の家族の弁護士は「判決を尊重するしかない」とコメントした。台湾高等法院は刑事訴訟法の定めにより、職権で上訴する。