ニュース 電子 作成日:2018年7月5日_記事番号:T00077957
中国で環境規制の強化に伴う生産コスト上昇を受けて、忠信積層板や山東金宝電子といった現地の指標的な企業が、7月から銅箔基板(CCL)価格を1枚当たり5~10人民元(約83~167円)値上げしたと伝えられている。需要期入りもあって台湾同業にも追随値上げの機会となり得る状況で、台光電子材料(エリート・マテリアル)や聯茂電子(アイテック)は「価格動向に機動的に対応する」としている。5日付経済日報が報じた。
台光電子は「観測が事実であれば、中国CCLメーカーはローエンドの厚銅基板向け製品を値上げした可能性があり、現在の市況からみて、顧客に受け入れられるのではないか」とコメントした。なお、台光電子の主要製品はミドルエンドからハイエンドのスマートフォン用高密度基板(HDI)で、引き続き需要ベースでオファー価格を決定すると説明した。
中国の環境規制強化について業界関係者は、台湾メーカーは従来より環境保全を重視した生産体制を取っているためそれほど影響を受けないが、規制を守れない中国の中堅メーカーにとって既に打撃となっていると指摘。今後、中小プリント基板(PCB)メーカーの廃業が相次ぐとの指摘も出ている。
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