ニュース 電子 作成日:2018年7月5日_記事番号:T00077959
米アップルが下半期に発売するとみられているスマートフォン「iPhone」の新製品3機種のうち、6.1インチ液晶ディスプレイ(LCD)搭載機種の組み立てについて、緯創資通(ウィストロン)への発注を取りやめたとの見方が富邦証券投資顧問より示された。5日付経済日報が報じた。
アップルは6.1インチLCD機種と有機EL(OLED)パネル搭載の5.8インチ機種、6.5インチ機種の計3機種を発売するとみられている。このうち6.1インチLCD機種の組み立ては当初、和碩聯合科技(ペガトロン)が60%、鴻海精密工業が30%、ウィストロンが10%と、受注を3社で分け合うと予想されていた。なお市場では、LCD機種がコストパフォーマンスがよく、最も売れるとみられている。
富邦証券投資顧問の廖顕毅アナリストは、ウィストロンは3月に品質管理上の懸念がみつかり、これが原因でアップルが発注を取りやめたと指摘した。
ウィストロンは4日、特定の顧客や製品についてはコメントできないと表明した。
富邦証券投資顧問は、6.1インチLCD機種の組み立ては鴻海が75%、ペガトロンが25%を受注、5.8インチOLED機種は鴻海が独占受注、6.5インチOLED機種は鴻海が90%、ペガトロンが10%を受注すると予想している。受注台数は3機種合計で約8,300万台と予測した。
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