ニュース 食品 作成日:2018年7月5日_記事番号:T00077963
台南地方検察署(地検)は4日、同市の食品添加物業者、永詠(リコ・インダストリアル)が使用期限の切れた食用色素やプロピレングリコールなどの食品添加物を使用してプリンの素となる粉末を製造し、豆花(豆腐プリン)販売業者に販売していたと明らかにした。法務部調査局台南市調査処の調べによると、永詠は2014年以降、問題の粉末580キログラム以上を販売し、1万3,000キログラムの豆花が消費者に販売された。中央社が伝えた。
永詠の期限切れ食品添加物は、新北市の豆花店にも出荷されていた。店は「知らなかった」と説明している(4日=中央社)
台南地検は先月19日に永詠から使用期限切れの食品添加物を押収。今月2日に永詠を経営する蔡侑珊容疑者と林佑錚容疑者から事情聴取を行った。蔡容疑者は50万台湾元(約180万円)で保釈されたが、林容疑者は身柄を拘束された。
永詠は、13年に統一企業(ユニプレジデント)のプリンなど大手食品メーカーの人気商品向けに工業原料の「エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA-2Na)」を含む粉末寒天を販売していたとして摘発された立光農工を前身とする。立光農工の責任者だった蔡福源受刑者は有罪が確定し、今年5月から服役している。蔡容疑者と林容疑者はそれぞれ蔡受刑者の娘、甥(おい)に当たる。
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