ニュース 農林水産 作成日:2018年7月5日_記事番号:T00077971
果物価格の暴落が問題となる中、中南部のパイナップル農家ら約400人が4日、台北市の立法院と行政院前で抗議活動を行い、政府に対策を求めた。5日付蘋果日報が報じた。
農民たちは道路にパイナップルを並べて抗議した(4日=中央社)
抗議活動の参加者によると、従来1キログラム当たり25~30台湾元(約90~110円)だったパイナップルの産地価格は、今年5~10元まで下落しており、収穫コストさえ回収できない状況だという。また蔡英文政権が台湾独立を掲げることで最大の輸出先である中国に出荷できなくなったと批判する声も上がった。
抗議活動を指揮した簡源松氏は、行政院農業委員会(農委会)は先週、1キロ当たり8元でパイナップルを買い取ると表明したのに実行していないと批判し、「民進党支持だったが、信用できなくなった」と語った。
こうした批判に対し農委会は、パイナップル価格の下落は好天が続き収穫が増えたことが原因で、政治の問題ではないと指摘。また、昨年のパイナップル輸出量は2万7,443トンでうち8割が中国向けだったが、今年は6月末時点で既に3万5,000トンを超え、かつ中国向けが8割だと反論した。
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