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ネズミ侵入で台北MRT混乱、2人軽傷


ニュース 社会 作成日:2018年7月5日_記事番号:T00077976

ネズミ侵入で台北MRT混乱、2人軽傷

 4日午前9時ごろ、台北MRT(都市交通システム)淡水信義線の象山行き車両が大安森林公園駅を出発後、女性の乗客が車内に紛れ込んだネズミを発見し、悲鳴を上げたことから、他の乗客もパニックとなって逃げ回る事態が発生。車両が次の大安駅に到着後、乗客が一目散にプラットホームに逃げ出す大混乱となり、他の乗客に押し倒されたり踏みつけられた2人が軽傷を負った。5日付聯合報が報じた。

 乗客の1人は「他の乗客が逃げ回っていたため、通り魔が出たのかと思った」と話した。

 車両の床と大安駅のプラットフォームには乗客が脱ぎ捨てた靴や放り捨てた傘、かばんが散乱し、こぼれたコーヒーのしみが付着した。車両は象山駅に回送され、乗客700人の足に影響が出た。

 台北MRTを運営する台北大衆捷運(TRTC)は、定期的にネズミの駆除を行っているが、沿線の駅周辺の飲食店から毎月3~5匹が紛れ込んでしまうと説明した。

 専門家は、パニック状態になった車内では高齢者や妊婦、子供が特に危険だと指摘し、パニック発生時の避難体制を確立すべきだと訴えた。