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モルガン・スタンレー、中信金に董事1人を派遣


ニュース 金融 作成日:2008年5月30日_記事番号:T00007798

モルガン・スタンレー、中信金に董事1人を派遣

 
 モルガン・スタンレーは、6月13日の中国信託金融控股(中信金控)の株主総会後、亜州全球投資公司(もと亜州畜牧企業)を買収する形で中信金に董事1人の派遣を目指すもようだ。中信金の最新年報によると、モルガン・スタンレーは同社株4.01%を保有し既に第2株主となっている。なお第1株主は中信金の辜濂松董事長で7.29%を保有する。30日付経済日報が報じた。

 モルガン・スタンレーには、今回の株主総会で行われる董監改選で董事会入りを強行する考えはない。中信金の大株主である辜ファミリーや顔ファミリーと友好関係にあり、今後平和的に董事会入りを果たすとみられる。

 中信金の呉一揆スポークスパーソンは、「モルガン・スタンレーは董事会に対し董事派遣の意志を示していないが、大株主が同社を友好的パートナーと認めるならば同社の董事会入りも排除しない」と話した。

 今回の董監改選に立候補しているのは、辜董事長のほか、合衆建築経理の顔文隆董事長、仲成投資の羅聯福代表および寛和開発の陳佳文代表の4人。さらに中信金では、亜州全球投資から5番目の候補者を立てる考えとみられる。