ニュース 医薬 作成日:2018年7月6日_記事番号:T00077993
医療現場で人工透析時のミスが相次いで発覚する中、新たに台南市の成功大学医学院附設医院(成大医院)でも今年5月、漂白剤を誤って人工透析器に注入するミスがあったことが分かった。ただ、自動検測システムが異常を感知し、緊急停止したため、患者には影響がなかった。6日付中国時報が伝えた。
ミスがあったのは5月24日。人工透析室の清掃担当者が透析薬剤の空き瓶に漂白剤を詰めた際、元のラベルを剥がさなかったため、看護師が誤って漂白剤入りの瓶を透析器に注入した。
成大医院はミスを上部に報告せず、市民の告発で明るみに出た。台南市政府衛生局は5日に事態を把握し、6日に成大医院から事情を聴いた。成大医院では使用済みの容器の再利用を厳禁するなど再発防止策を講じる構えだ。
一方、5月に人工透析器に水道水を接続するミスがあった台湾大学医学院附設医院(台大医院)について、台北市政府衛生局は「担当者に過失があり、台大医院は監督責任を果たさなかった」として、医療法に基づき、罰金10万台湾元(約36万円)の処分を下した。ミスがあった当時に患者2人が死亡したが、接続ミスとの関連を示す証拠はなかった。
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