ニュース 農林水産 作成日:2018年7月6日_記事番号:T00078003
台湾のドラゴンフルーツ産地は今月から出荷シーズンを迎えているが、近年の栽培面積増加で供給過剰が深刻化している。行政院農業委員会(農委会)は今週から栽培農家に減産を指導することにしている。6日付聯合報が伝えた。
店頭に山積みのドラゴンフルーツ。フルーツ好きにとっては今年は安く買える年だが、産地では他の作物への転換を検討する農家も出ているという(5日=中央社)
台湾全土のドラゴンフルーツ栽培面積は2,894万ヘクタールに達し、前年比で面積は4%、生産量は8%増えた。過去10年で栽培面積は5倍近くに増え、今年の生産量は7万トン余りに達するとみられる。
今年のドラゴンフルーツの卸売価格は、出始めの6月初めに屏東県恒春半島産の高級品が1キログラム当たり75台湾元(約270円)を付けたが、その後は40元まで値下がりした。屏東県車城郷の農家は「二級品は20元にまで値崩れしている」とため息。同県満州郷の農家も「サルによる食害に加え、大暴落に見舞われた。売っても赤字だからサルに食べさせた方がましだ」と漏らした。
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