ニュース 社会 作成日:2018年7月6日_記事番号:T00078007
台北市立天文科学教育館(天文館)で3年の期間と5億8,000万台湾元(約21億円)の費用を投じて進められてきた展示ホールの改装工事が完了し、きのう5日にリニューアルオープンした。
天文館の展示は大人でも楽しめる内容だ(台北市立天文館リリースより)
今回の改装工事は、展示業務を継続しつつ進められた。新たにオープンした展示ホール・常設展示エリア入り口に、長さ30メートルのLED(発光ダイオード)ディスプレイを設置、天井からは巨大な星の模型が吊り下げられ、招待された小学生からは「わあ!」と驚きの声が上がった。
また特別展示室の面積は70坪から200坪に拡大、幼児・児童向け体験エリアも新設したほか、インタラクティブ(双方向)技術や拡張現実(AR)、バーチャルリアリティー(VR)といった最新のハイテクを導入、オーロラが発生する現象をシミュレートする装置や、1972年に米国の宇宙船、アポロ17号が月面に着陸した際に使用した月面車の原寸大体験型模型も設置した。同模型を通じ、来場者はVR技術により宇宙飛行士になって月面に降り立つ経験ができるそうだ。
なお拡張された特別展示室では同日、運用再開後第1弾として人気映画『スター・トレック』をテーマとする特別展が開幕。マルチメディアを使用した展示物やインタラクティブゲーム、VR設備などを通じ、天文学者がどのように太陽系外の惑星を見つけ出すかや、人類が宇宙へ移住した場合の状況を知ることができるという。開催期間は12月2日まで。
天文館・展示ホールの入場料は大人40元、小学生以上の学生など20元、就学前の幼児や65歳以上の高齢者などは無料。夏休み期間に当たる5日から8月末までの土曜日は午後5時~8時の3時間、無料で入場を開放すると発表された。
休日に夕涼みがてら、ご家族と「宇宙旅行」に出掛けてみてはいかがだろう。
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