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鉄鋼・金属
作成日：2008年5月30日_記事番号：T00007802
YUSCO、ステンレス製品を約４％値下げ
ステンレス最大手の燁聯鋼鉄（YUSCO）は29日、５月の値下げに続き、６月も300（ニッケル）系ステンレス製品の域内価格を熱延コイルで１トン当たり5,000台湾元（約１万7,300円）、冷延コイルで同6,000元、輸出価格では120～180米ドル値下げすると発表した。値下げ幅は４％前後。400（クロム）系の価格は据え置く方針だ。30日付経済日報が報じた。
燁聯幹部によると、最近ニッケルの国際相場は下落しているものの、ステンレス原料のうち92％を占めるスクラップ鋼とクロムは価格が上昇しており、生産コストに大きな変化はないという。今回の値下げは市場の変化を考慮し、顧客の負担軽減を目的としたものだと語った。
ステンレス市場は最近需要が低迷しており、ステンレスメーカーは減産を強いられている。ステンレス流通業者も、販売増加をねらって値下げを率先して実施している。
