オーバー・ザ・トップ（ＯＴＴ、インターネット経由による動画配信サービス）プラットフォーム「CHOCO TV」を運営する巧克科技新媒体（CHOCOLABS）の劉于遜執行長は、第３四半期中に映画の配給事業に進出するとともに、映画版権の代理販売などを手掛ける原創娯楽（クリエーティブ・センチュリー・エンターテインメント）と提携し、自社制作映画３作品をリリースすると表明した。９日付工商時報が報じた。
「CHOCO TV」は 2015年第４四半期に運営を開始した。台湾や海外ドラマの配信のほか、業界では比較的早くドラマの自社製作に参入。一部の作品は台湾だけでなく東南アジアでも人気を博し、同プラットフォームの知名度向上に貢献した。今年第１四半期に放映した『HIStory2』は「CHOCO TV」上での視聴回数は1,000万回を超えており、欧米、香港、日本への版権の輸出にも成功した。
劉執行長によると、「CHOCO TV」アプリのダウンロード件数は現在、累計で400万件を超え、アクティブユーザー数は昨年同期の2.3倍に増加。売上高も６月は前年同期比３倍以上に成長したという。下半期はユーザー数300万件突破を目指す。
