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米中貿易戦争、陽明・長栄が路線削減へ


ニュース 運輸 作成日:2018年7月9日_記事番号:T00078024

米中貿易戦争、陽明・長栄が路線削減へ

 米中両国が6日、互いの一部製品に25%の追加関税を課す制裁措置を発動したことを受け、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)が加盟する「ザ・アライアンス」は同日、8月から中国(華中・華北)~米西海岸航路「PS8」の運航を停止すると発表した。また、長栄海運(エバーグリーン・マリン)が加盟する「オーシャン・アライアンス」は来週にも華中・華北~米西海岸航路の運航停止を発表するとみられている。7日付工商時報が報じた。

 PS8は6,000TEU(20フィート標準コンテナ換算)の貨物船を、オーシャン・アライアンスの華中・華北~米西海岸航路は8,000TEUの貨物船を運航している。

 海運最大手のマースクラインは先月、MSCとの「2Mアライアンス」が同月最終週から華東・華南~米西海岸航路に投入する船舶1隻を5週間欠航すると顧客に通知していた。同航路は5,000TEUの貨物船を運航している。

 業界関係者は、3大アライアンスは中国~米国航路の運航停止・減便によって貨物取扱量の減少に備えるほか、需要期の第3四半期の運賃を維持する狙いがあると指摘した。