ニュース

記事番号:T00078034
2018年7月10日15:50

 10日付経済日報によると、中国のスマートフォン大手、広東欧珀移動通信(OPPO、オッポ)と維沃移動通信(vivo、ビーボ)の今年のスマホ出荷台数が共に前年比約5%減少と、前年割れに陥る恐れがある。スマホ市場の成熟期入りに、米中貿易摩擦が追い打ちをかけ、中国の大手ブランド以外が減速しており、両社が大口顧客のIC設計最大手、聯発科技(メディアテック)など台湾サプライヤーにも打撃が及びそうだ。

/date/2018/07/10/top_2.jpg

 証券会社は、メディアテックは需要期ながら、第3四半期の売上高は前期比約1割増にとどまるとの予測を示した。ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)については仮想通貨マイニング(採掘)用チップ需要が弱まる中、メディアテック向けの生産減少が加わることで、第3四半期売上高は例年の2桁成長に届かず、通年の10%増収は困難と予測した。

 OPPOとvivoの台湾サプライヤーは他に、液晶ドライバICの▽敦泰電子(フォーカルテック・システムズ)▽聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)──、プリント基板(PCB)の▽華通電脳(コンペック・マニュファクチャリング)▽臻鼎科技(ZDT)──、カメラレンズモジュールの▽光燿科技(グローリー・サイエンス)▽致伸科技(プリマックス・エレクトロニクス)──など。

ファーウェイ・小米のみ成長

 サプライチェーン関係者は、OPPOは今年通年の出荷台数が1億500万台、vivoは8,500万台で、共に前年比約5%減少すると予測した。

 市場調査会社IDCによると、OPPOは今年第1四半期の出荷台数が2,390万台で前年同期比7.5%減。世界市場シェア7.1%で5位、中国市場シェアは18.9%で、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に次ぐ2位。vivoは世界6位、中国3位(シェア16.3%)だった。

 市場関係者によれば、上半期のスマホ新機種販売は予想以下だった。サムスン電子、アップルに続く世界3位のファーウェイ、世界4位の北京小米科技(小米、シャオミ)は成長が続いているが、▽OPPO▽vivo▽聯想集団(レノボ)▽中興通訊(ZTE)▽魅族科技(メイズ)──はマイナス成長だった。

【表】

ニュース記事検索