ニュース 電子 作成日:2018年7月10日_記事番号:T00078042
米アップルの今年のiPhone新モデルのうち、6.1インチ液晶ディスプレイ(LCD)を採用したモデルの量産が近づいているもようだ。LEDバックライトで技術的な問題点が克服されたことで、ディスプレイ性能は有機EL(OLED)パネルに匹敵する。中台のLEDメーカーにも商機が生まれそうだ。10日付電子時報が伝えた。
6.1インチLCDモデルは新モデルの販売台数の半数以上を占めるとみられている。一部には量産開始が遅れるとの見方もあったが、サプライチェーン関係者によると、7月にも試験生産に入り、10月に量産のピークを迎える見通しだという。
6.1インチLCDモデルのLEDバックライトは日亜化学工業(徳島県阿南市)が独占供給するとされる。同社は現在主流の「0.4t」規格の進化版である「0.3t」規格を開発し、ディスプレイの枠部分の幅を2.0~2.5ミリメートルにまで縮小することに成功した。これは有機EL(OLED)パネルによる狭額縁設計(インフィニティディスプレイ)に匹敵する。日亜化学工業の製品はほぼ全量がアップル向けに出荷されており、アンドロイドOS(基本ソフト)機種への供給は望めない。
中台のLEDチップ業者は、中国ブランドのLEDバックライトの受注を目指している。既に晶元光電(エピスター)、中国の三安光電(三安オプトエレクトロニクス)が0.3t規格のLEDチップの生産が可能になった。億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)と東貝光電科技(ユニティ・オプト・テクノロジー)も年内に量産を見込む。
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