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亜洲大が生分解性プラ開発、ストローへの応用期待


ニュース 石油・化学 作成日:2018年7月10日_記事番号:T00078046

亜洲大が生分解性プラ開発、ストローへの応用期待

 亜洲大学(台中市)とバイオ企業の亜大環保生技国際は、環境に優しい生分解性プラスチック「亜大EPA」を共同開発したと発表した。台湾では行政院環境保護署(環保署)が先ごろ、来年7月よりファストフードチェーン店内などで使い捨てのプラスチック製ストローの提供を禁止するとの方針を示している。亜大EPAからはストロー、スプーン、フォーク、はし、コップなど使い捨て食器の製造が可能で、従来のプラスチックに代わる原料として注目を集めている。10日付工商時報が報じた。

 亜大EPAの特許保有者である亜大環保生技国際の盧財福総経理は、亜大EPAは牡蠣(かき)粉末、大理石の粉、炭酸カルシウム、酵母菌、デンプン粉末が主な原料と説明。半年間で90.35%が生分解され、海中、地中では有機物に分解されるという。

 盧総経理は、亜大EPAの生産コストは一般のプラスチックを30%以上上回ることはなく、新たな生産設備を導入する必要はないとして、メーカーに採用を呼び掛けた。